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RMP BEST11 Interview :
Vol.9 小山伸子

花嫁の気持ちに寄り添い、
結婚式を迷っている人たちの背中を押してあげたい

「一生に一度のイベントをお手伝いしたい」――そんな想いからブライダル業界に飛び込んだ小山。 結婚式をする・しないを選択する時代に、ブライダル情報誌『ゼクシィ』の編集担当として、日頃何を大切にしているのか、 また「結婚式を迷う人たち」と向き合って発見したことを、どのように記事作りに活かしているのだろうか。

  • Career
    マリッジ&ファミリー事業本部
    メディアプロデュース統括部
    ゼクシィ編集部 編集1グループ
  • 2012年
    ブライダルの映像制作会社に入社。 新郎新婦のプロフィールムービーなどの校正・制作、顧客との打合せ、当日の施行管理などを行う。
  • 2014年
    リクルートマーケティングパートナーズ(以下、RMP)へ中途入社。『ゼクシィ』の編集スタッフとして、 本誌および別冊の編集記事、付録の企画・制作を手がける
  • 2016年
    『2016年度RMPベストイレブン』受賞。

花嫁にとって大切な1日を、
「ルーチンワーク」としてこなしたくない

「一生に一度の大きなイベントに関われる仕事っていいな」

小山にそんな想いが芽生えたのは、大学時代にアルバイトしていたレストランで結婚式の2次会の運営をサポートしたのがきっかけだった。 卒業後、選んだ就職先はブライダルの映像制作会社。新郎新婦のプロフィール映像や挙式・披露宴の映像を記録・編集する仕事だ。結婚式を終えた後もずっと残り続ける商品を提供できるのはやりがいがあると思った。ところが、理想と現実にはギャップがあった。

「花嫁さんを大切にしたいという想いを強く持っていましたが、繁忙期には数百本という大量のオーダーをいただくなかで、今の環境ではルーチンワークとしての仕事になってしまい、新郎新婦の気持ちにしっかりと寄り添えないと感じたんです。そして退職を決意しました。」

1組1組を大切にしようとするほど、「人生を背負う」というプレッシャーを同時に感じていた小山は、一時期、ブライダル業界を離れようと考えた。それでも、結婚式へ参加すると「やっぱりいいな」と思い直す。「ブライダル」もキーワードに転職活動を進めたところ、転職エージェントから紹介されたのが『ゼクシィ』の編集者だった。

「面白そうだと思って入社を決めましたが、入る前までは社風になじめるかどうかドキドキしていました。 リクルートといえば、押しが強くバリバリ働く人が多いというイメージがあったから。私は前に出て自分の意見を主張できるタイプではないし、やっていけるのかな、と。でも編集部の人たちは皆優しくてゆったりしているし、私と波長が合ったのでホッとしました(笑)」

ミッションは、読者の心を動かし、迷っている背中を押すこと

RMPに入社以降、『ゼクシィ』の編集記事の制作を担当。企画や構成を考え、取材協力者と交渉し、イラストレーター、フォトグラファー、スタイリスト、ヘアメイク、ライターなどのディレクションを行う。1本の記事制作に要する期間は約3ヵ月半。3~4本の記事を同時進行し、加えて「付録」の企画・制作も担っている。

中には、多数の結婚式の実例や花嫁を一挙紹介する企画もある。そうした記事では、ともすると「期限内に枠を埋める」ことに気をとらわれがちだ。しかし小山は、前職で誓った「花嫁一人ひとりを大切にする」という気持ちを忘れないようにしていると言う。

「花嫁さんの人生で一番大切な思い出を取り扱っている。それを肝に銘じています。『載せてあげる』という態度や、こちらの勝手な都合を優先するようなことは絶対あってはならない。『これが素敵だと思ったので、ぜひご紹介したい』という想いをしっかり伝え、丁寧にコミュニケーションをとることを心がけています」

やりがいや達成感を感じるのは、読者から「記事を読んで行動に移した」というコメントが寄せられたときだ。
「入籍したものの、結婚式をするかどうか迷ったまま13年経ったという方から、『ゼクシィの記事に背中を押してもらいました』と言われたのが強く印象に残っています。結婚式を挙げることでカップルの歴史に新しい思い出が加わり、絆を強めるきっかけになれたら嬉しいですね」
編集記事のほか、付録アイテムの企画・制作も担当。 結婚が決まったときの気持ちを反映するような「ハッピー感」、「こうした方がいいよ」と世話を焼く「お姉さん感」、面白がられて話題に上がるような「おバカさ」など、『ゼクシィらしさ』を意識してアイデアを出すという。

「付録のポーチに『5メートルのロングベールも入るサイズ』なんて紹介フレーズを付けて『入れないよ!』とツッコミを受けたり、スヌーピーのイラストが何十個も入った『スヌーピー過ぎる鍋つかみ』をリリースして『スヌーピー過ぎるって何だよ』と笑われたり。『意味わかんない。でも可愛い!』『バカだねー』などのコメントがSNSに上がってくれば成功です」

表面的な言葉に惑わされず、「本質」を見極めたい

小山が「一つ成長できた」と感じている仕事。
それは、別冊『結婚式に迷ったら読む本』を手がけた際に、結婚式をしないと選択した人たちにインタビューを行ったことだ。
「結婚式なんてやりたくない」と言っていても、裏側にある想いは人それぞれ。「写真は残したい」「証として指輪はほしい」「親のためにしたほうがいいかとも思う」などの声を聴いた。

そこで待っていた課題は、同業他社とのシェア争いだった。他社が大胆な仕掛けでマーケットに攻め込んでくる中、対抗する施策を練り、実行した。

「『お金がないから』と言っていても、じゃあお金があれば本当にやるかといえば、そうでもなかったりする。 表面的な言葉をそのまま受け取るのではなく、その裏側には別の気持ちがあるんじゃないか...と考えるようになりました。 読者はどんな人で、普段どんな生活を送っていて、どんなタイミングでこの本を手に取って記事を読むのか。 それをしっかり想像した上で記事作りに取り組むようになったんです。 そうしたイメージが明確にできていると、コラムの置き方、見出しの言い回し、細かなビジュアルまで、読者の心理に沿った落とし込みができます。 だから、以前よりも納得できる記事が作れるようになっていると思います」

今では電車の中吊り広告を見ても「この部分は、こういう意図でこの色にしているんだろうな」「この言い回しだと、こんな層の人たちに向けてメッセージしているんだろうな」と想像を巡らせる。

「編集者として経験を積んで、物事の本質を見ようとする姿勢が身に付いたかな。あとは、アイデアをいろんな切り口で出せるようになりました。先日、プライベートで友達とパーティーの演出打合せをしていたとき、『どうしてそんなに案がポンポン出るの?』と驚かれました(笑)」

今後の目標は、「編集者としてのスキルをあげること」。自信が付いた部分もあるが、まだまだ足りないものが多い、と言う。

「フットワークを軽くして現場への取材も行っていきたいです。『ゼクシィ』には膨大な過去記事のストックがあり、ブライダルにまつわるあらゆる知識が蓄積されているので、机の上だけでも記事はできるんです。でも、現場に行ってこそ見えるものもあります。実際、結婚式に迷っている人向けの記事を作った際には、フォトウェディングの会社さんや挙式だけに特化した式場さんなどにも出向いて取材を行い、いろいろな気付きを得られました。足を動かすことは、本当に大事だと思っています。あと、インタビュースキルも上げて、より深い話を引き出せるようになりたいですね」

編集スキルを磨いたら、いずれブライダル以外のメディアを手がけてみたいという想いもある。ファッション誌のほか、音楽やイベントなどのテーマにも興味を惹かれている。

「編集者として、ずっと制作現場にいたいとも思いますが、編集デスクなどリーダーのポジションも経験してみたい。物事の大枠を学び、視野を広げることができれば、いずれ別のジャンルやWebメディアに挑戦することになったとしても、経験が活きると思うから」

Teammate Voice

神本 絵里

マリッジ&ファミリー事業本部
メディアプロデュース統括部 
ゼクシィ編集部 編集1グループ

ぽるちゃん(小山さんのあだ名)は、"しなやかに"やりたいことを貫ける編集者。
自分の目指すところがしっかりありつつ、他人の意見にも柔軟に対応できる。それはきっと、一番ブラしてはいけないところをきちんと自分で把握してるからこその高度なこと。
多くの人と作っていく編集者として、とても強みだなと思います。

私にとっての未来の当たり前とは
「結婚する全員が100%幸せに
なれる選択ができる」

みんなが当たり前だと思っていることでも、疑問に思うことを諦めない。不透明さを感じ、不安に思ったという花嫁さんの声も聞くので、みんなが納得でき、最高に幸せな選択ができるためのお手伝いをしていきたいです。

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