RMP FEATURE

RMP FEATURE総研

そこにいる全ての人の心に響く結婚式が
世の中にあふれるように

リクルートマーケティングパートナーズ(以下RMP)のどのメディアにも偏らない、中立的な立場で、ブライダル業界への貢献のためにアクションを取る組織。これがブライダル総研の立ち位置だ。その中で『GOOD WEDDING AWARD』というイベントを仕掛けたのが金井良子。彼女の考えるブライダル業界への貢献とは何か、どんな未来を描いているのかを聞いた。

2015-08-29

結婚式に集う誰もが「結婚っていいね」と
笑顔になれる世界を目指して。

結婚式は新郎新婦を始め参列者のその後の人生にとても大切な時間となり、時にはその人生まで変えてしまう力さえも持っている。その結婚式を生み出すのが陰の立役者、ウエディングプランナーだ。GOOD WEDDING AWARDはそのウエディングプランナーに光を当てたコンテスト。自分が手がけた結婚式のプランニングをプレゼンしてもらい、審査・評価することで、"本当にいい結婚式とは何か、そこに必要なプランニングとは何かを考え、切磋琢磨すること"にウエディング業界全体で取り組んでいく主旨だ。

「実際の会場では笑いあり、涙あり、の個性的なプレゼンを通して、ウエディングプランナーとしての新しい仕事の視点が次々と飛び出してきます。こうして熱い想いにあふれた結婚式のノウハウを共有することでプランナー同士が刺激を受けたり、仕事に対するモチベーションが上がっていくきっかけとなる場を提供しています」

今なぜ、ブライダル総研が
業界全体の活性化をミッションとするのか。

GOOD WEDDING AWARDの始まりは5年前にさかのぼる。
「『結婚式、披露宴の実施率を上げよ』。これが私に任せられたミッション。言葉では簡単ですが、正直、相当大きなお題がきたなと感じましたね(笑)。
世の中では少子化が進み、婚姻組数が減少していることに伴い、式を挙げるカップル数が減少しています」

このままでは業界自体がシュリンクしていく一方。ここで業界全体を盛り上げる施策のひとつとして発案されたのがGOOD WEDDING AWARDだ。

「業界全体でいい結婚式を考えることが、プランナーの人材育成、スキルアップを図ることにつながります。そうすると、結婚式の質が向上し、その式に訪れたゲストも感動に触れ、自分もきちんと式をしたくなる。つまりは結婚式の実施率があがる、というからくりです。このプランナーのプレゼンの場として、GOOD WEDDING AWARDを考えたのです」

今までになかった、
新しい価値の創造に着手した瞬間。

「そもそも、"いい結婚式が大事だよね"と言ってもプランナーにとってはいい結婚式を考えるフレームも評価軸もない。私がこのコンテストを実施するまで、いい結婚式やいいプランニングの定義はどこにもなかった。それなら私が作ろう、と」

さっそく金井のアクションが始まった。まずはブライダル業界を巻き込む手を打つ。

「セミナーや講習会に足を運び、金井の名前を売り込む、覚えてもらう、そして私の描くビジョンに共感してくれる人を増やす。まさに草の根運動の始まりです。業界のパーティーには根こそぎ出席、セミナー講師に呼ばれればどこへでも行く。実はそれまで外回りなどもしていなかった私。いきなりパーティーに行って、いきなり知らない人に話しかける...ということに、時には四苦八苦しましたね(笑)」

こうして地道な活動を続けること1年、ポツポツと金井のビジョンに共感する人が現れてきた。

「業界全体が抱える課題感はやはり誰もが考えていたこと。私の目論見は間違ってなかった。そう感じた瞬間、一気にビジョン実現へのドライブがかかりました。ブライダル業界へのアプローチに並行してエントリーの収集にイベント進行の設計...目の前にやるべきことは山積しています」

次は社内向けにこのイベントの価値をわかってもらう地道な活動だ。全国の拠点でビジョンを語り、営業担当にその必要性を説いたりと。本当に地道な活動だったが、共感してくれる人が少しずつ増えていく喜びのほうが断然勝っていたという。

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金井良子

ブライダル総研 研究員 『GOOD WEDDING AWARD』主催

1993年株式会社リクルート入社。数々のネットサービスを立ち上げ、「ゼクシィnet」編集長を経て2010年4月より現職。GOOD WEDDING AWARDの開催を始め、ブライダル総研サイト運営、TV番組『なら婚』レギュラー出演、コラム執筆、講演など幅広く活躍。

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なぜ金井はそこまで頑張れるのか、
そして、頑張るのか。

「そもそも何かを変えるのが好きなんですよね。自分がやったことで世の中が変わる、それまでの仕組みが変わる、そういう"変化"が本能的に好きなんです。この時もブライダル業界へ確実に変化の一石を投じることができると考えていたから、突っ走っていけたのかもしれません。そして、ブライダル業界を支えるのも盛り上げていくのも結局"人"。あえてウエディングプランナーにスポットを当てたのは、彼らが変化をもたらすキーパーソンであると考えたから」。

当たり前の話だが、仕事は個々の力の集合で回って行くもの。立ち返ると、人を笑顔にする結婚式を実現するのは人でしかない。

「だから個々一人ひとりのスキルを上手く吸い上げて、実現したいミッションへ導くことが大事。そして、RMPにはビジョンに共感した瞬間に、なぜか"どうぞ私を巻き込んでください"とスイッチが切り替わる、意欲あふれる人がたくさんいるんです。こういう社風ってなにより面白い! もちろん共感してくれる人を見つけてガンガン巻き込んでいくのはパワーも必要ですが、かけたパワー以上に、仕事の本来の楽しみや達成感を感じられるのも事実です」

それに、やりたいことを明確に発信すれば、たとえ一個人のアイデアでもきちんと受けとめて、ステージが用意されるのもRMPらしさのひとつ。
「頑張る人をバックアップしてくれる体制がある会社、それがRMP。この環境にとても感謝しています」

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GOOD WEDDING AWARDの5回目開催を終え、金井が発信したメッセージが、ブライダル業界にも少しずつ変化をもたらしているという。
「地域の結婚式場が連携してエリアのブライダル協会を立ち上げ、自らのプランニング力を上げるためにエリアごとのコンテストを開催したり、式場、披露宴会場が独自のコンテストを開催したりという動きが出てきました。それに歴代ファイナリストたちも変化しています。今は彼らが"いい結婚式とは何か"を投げかける発信者となって、後輩たちにその理念を伝える立場になっているのです。"変化"がさまざまな場所で自発的に起こっていくのは素晴らしい! 本当にワクワクします」

金井はまるで台風の目のよう。壮大なミッションも小さく地道なアクションにブレイクダウンして、最後には豪快に人を巻き込んでいく。今後も、金井自身が描く未来に向けて、さらなる挑戦が続くことだろう。

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