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メンターとの二人三脚で弱点を克服。「ポジティブ・ブルドーザー」に変身

「大手企業」「キレイなオフィスビル」に憧れ、「何となく」リクルートに転職。入社直後から毎日泣いてばかりで、入社1ヵ月で辞めることを考えた。そんな長谷川が、わずか1年半後にはMVPを受賞し、ベストイレブンに選ばれた。彼女の意識と行動が変わり、大きく成長する原動力となった背景には「メンター」の存在があったという。

2016-03-02

「お前はどうしたい?」と問われて困惑。自主性を重視する風土になじめなかった

「転職するなら、先進的でキレイなオフィスで働きたい!」。長谷川はそんな理由でリクルートに応募、入社した。配属されたのは「進学」を扱う事業部の営業チーム。大学・短大・専門学校を顧客とし、入学希望者を集めるための広告やパンフレットを提案する仕事だ。

入社直後から、長谷川は壁にぶつかった。教育や進学事情についての知識がない中、顧客にどの商品を提案すればいいかを上司や先輩に相談すると、返ってくる答えはいつも「お前はどうしたい?」だった。

「よく知らずに入社したんですが、リクルートは本人の考えや自主性に任せる風土。『お前が思うとおりにやってみろ』と言われるのは、本来やりがいがあるはずなんだけど、私はすごく戸惑ってしまったんです」

長谷川が以前勤務していた食品メーカーは、縦割りの組織の会社であった。そのため、上司が黒を白と言っても「そうですね」と従うことが正解だと思ってきた。意見を聞かれても、本音を素直に言えず、相手が喜ぶであろう受け答えをしていた。そんな受け身のスタンスが身に染みついていたのだ。社会人になって初めて「自分の考え」を求められ、追い詰められた気分になった。

「毎日、不安と恐怖ばかり。ずっと泣いていましたね。入社1ヵ月にして『辞めよう』と決意しました」

そのとき、1人の先輩がストップをかけた。同じチームに所属する、当時入社5年目の先輩が「俺がお前のメンター(指導者、助言者)になる」と手を挙げたのだ。

「お前の味方になる」の言葉を信じ、本来の自分を取り戻す

その先輩は「ここで辞めたらお前のためにならない」「だまされたと思って、まず3週間がんばろう」と訴えた。

「『俺を信じなさい。絶対にお前の味方になって、助けてあげるから』という言葉が心に響いて、やっと自分の考えを素直に吐き出せるようになったんです」

メンターとなった先輩は、毎日朝8時から9時までの時間を、長谷川の指導に費やしてくれた。
その日にやることを一緒に書き出し、「これを○時から○時までにやろう」とタイムスケジュールも設定。
「訪問先では、こういう切り口で話をしてみなさい」「こう言われたら、逆にこの質問をしてみなさい」と、細やかなアドバイスをくれた。顧客からのメールにも、どう対応するかを教えてくれた。

「まさに『歩き方』から教えてもらいました。そこから小さな階段を1段ずつ上がっていった」

言われたことをそのまま忠実に実行する行動力は、前職で身に付いている。メンターから「やれ」と言われたことを、長谷川は人一倍のスピードで片づけていった。
もともと人とのコミュニケーションは得意。顧客のふところに飛び込んで仲良くなる術に長けており、前職では80名いる営業の中で1位の業績を挙げたこともある。
そうした本来の強みが、ようやく発揮できるようになった。

メンターとの「二人三脚」がスタートして1~2ヵ月もたつと、自分で行動プランを組めるようになり、「わからないこと」がなくなっていった。毎日1時間かけていたミーティングは30分で終わるようになり、回数も週に4回、3回、2回と減っていったという。

「もう辞める」と泣いた日から1年半後、通年で月間売上目標をすべて達成するまでに成長。業績だけでなく、個々のお客様への取り組み内容も評価され、「通期MVP」を受賞。さらには「ベストイレブン」に選出された。
長谷川の仕事ぶりをよく知る仲間からは、「ポジティブ・ブルドーザー」というキャッチコピーをプレゼントされた。

「入社当初は私以外のすべての人が優秀に見えて、萎縮していました。でも、そんなすごい人たちに勝てるところがある!と、今は自信を持っています」

今後の目標は、人の活躍をサポートし、キラキラした笑顔を増やしていくこと

入社2年半の現在、長谷川は自分自身が「メンター」となった。入社半年の後輩の指導役を務めているのだ。
メンターや、そのほかのメンバーに見守られて成長していく間、「リクルートには、人に期待し、人の可能性を信じて育てようとする風土がある」と気付いた。自分もまた、それを実践している。

「私は自分の感覚で判断して動くタイプ。けれど、人に何かを教えるなら、相手が理解できるように言語化しなければなりません。『いかにして伝えるか』の課題に、今取り組んでいます。今のメンティー(指導を受ける人)との出会いは、また一つ私を成長させてくれるはず。この縁を大切にしたいですね」

次の目標も見えてきた。今の事業部で「ワーキングマザーのロールモデル」になることだ。
リクルートグループ全体では、仕事と育児の両立を支援する制度が整い、出産後に復職する女性社員が増えている。しかし、長谷川が所属する関西の進学事業部には、子どもを育てながら働いている女性はまだまだ少ない。

結婚3年目を迎え、子どもがいる生活をイメージするようになった。今後、仕事と家庭のバランスをとっていくために、「18時退社を目指す」と宣言。労働時間を短縮するためのさまざまな工夫を凝らしている。

「育児をしながらも、充実感を持って仕事を続けられる。そんなキラキラした女性を事業部内に増やしていきたい。その道を、私が真っ先に切り拓いていきたいと思います」

「ポジティブ・ブルドーザー」は、先へ先へと走り続ける。

 


 

プロフィール画像

長谷川 紅実

進学事業本部 営業統括部 営業4部 関西・東海グループ

従業員数300人規模の食品メーカーで約3年間営業を務めた後、2013年、結婚を機にリクルートに転職。営業として大学・短大・専門学校の学生募集広報の支援を行う。2015年3月、通期MVPとベストイレブン賞を受賞。 (※)ベストイレブン:RMPのありたい姿に向けて使命を果たし最も貢献した11人

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