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FY 2019 RMP BEST11
Interview

Vol.05

混乱必至のアプリ開発を完遂!
ビジネス・エンジニア・ユーザーの
視点を併せ持つプロダクトマネージャー

Reo Yoshida
吉田 麗央
まなび事業統括本部 学習領域統括部 プロダクト開発部 スクールテクニカルPMグループ グループマネジャー

情報・サービス提供を「紙媒体」から「スマホアプリ」へ――進学事業のデジタルトランスフォーメーションを促進するプロジェクトでプロダクトマネージャーを務めた吉田。さまざまな部署が関わり、複雑な要件が絡み合うアプリ開発を、当初は「あまりにも厳しい」とされた短納期で完遂した。どのような工夫と行動で、漠然としたビジョンを具現化していったのか――。

Career: 2014年、新卒入社。エンジニアとしてiOSでの『英単語サプリ(スタディサプリ 英単語)』開発を約3年担当。2015年からプロダクトオーナーも兼任。2016年より『英語サプリ(スタディサプリ ENGLISH)』でスクラムマスター、2017年より『スタディサプリ オープンキャンパス』のプロダクトマネージャー。2019年、現在主に担当する『スタディサプリ for SCHOOL』のプロダクトマネージャーも務める。

キャリアのスタートは、アプリ開発エンジニア

社会全体にデジタルトランスフォーメーション(DX)の波が押し寄せている。あらゆる業種の企業が、従来のビジネスにデジタルを導入することで、新たな商品・サービスの創出を目指している。

リクルートマーケティングパートナーズ(以下、RMP)の学び事業領域においても、DX――情報誌のデジタルシフトは重要な戦略。そのプロジェクトをプロダクトマネージャー(以下、PM)として率い、変革への道筋を築いたのが吉田麗央だ。


「ものづくりが好き」という吉田は、中学時代からWebプログラミングを始め、大学時代にはアプリを自作。大学在学中に教育系ベンチャー企業の創業期に携わり、後に会員数50万人を超えるオンライン学習塾のベースを築いた。

そのままそのベンチャー企業で働き続けることも考えたが、「より規模の大きな仕事、社会への影響力が大きな仕事に挑戦したい」と、RMPに入社した。


iOSエンジニアとして『英単語サプリ(当時:スタディサプリ 英単語)』の開発を担当し、徐々にディレクターの役割を務めるように。入社4年目にはPMとして『スタディサプリ オープンキャンパス』アプリを手がけた。


「もともと『事業がやりたい』という想いで入社したけれど、これからの時代、事業を創るにはエンジニアリングが不可欠なので、エンジニアからスタートしたんです。1年目に所属したのは約10人規模の小さな組織。エンジニアといっても企画担当の指示を受けて開発をするだけでなく、主体的・自立的にプロダクト創りに取り組めた。その経験が、PMの仕事に活きました」

2019年の初夏、今後の事業展開を大きく左右するプロジェクトが立ち上がった。

学校で行われている学習指導や進路指導などに関し、これまで情報・サービスを紙媒体で届けていたのを、スマートフォンで使えるアプリを提供することで支援しようとするプロジェクトだ。


まず着手したのは、高校生が志望校を見つけるための進路選択支援サービスを提供する『スタディサプリ for SCHOOL』の開発。そのPMに就任した吉田は、すぐに大きな難題にぶつかった。

「関わる部署・メンバーが多すぎて、要件が複雑すぎる......」


混乱必至の組織横断プロジェクトで「ハブ」の役割を担う

プロジェクトに関わる部門・メンバーは、事業開発、大学・専門学校向け営業、高校向け営業、メディアプロデュース(企画)など多様。それぞれが異なる目的・視点で活動している。

それは「生徒のため」であったり「先生のため」であったり。もちろん、経営の視点から、収益性や今後の事業展開方針も見据えなければならない。つまり、立場によって、アプリ開発に対する要望がまったく異なってくるのだ。


「どこへ、どのように向かえばいいかが見えない状態の中で、僕の役割は関連部署をつなぐ『ハブ』。視点が異なる意見・要望などの複雑な要素をとりまとめて、『何が大切か』を見極め、漠然としているビジョンを具体化していくことでした」

各担当者は、どうしても自身の視野の範囲内で議論してしまう。だから結論が出ない――それを課題と感じた吉田は、視野・視点を揃えることから始めた。

各部署の体制、担当者の役割を整理して明文化。そして、仮説として「最終的にどうなれば理想的なのか」というゴールのイメージを具体的でリアルに、ビジュアルイメージも完成度高く作り込み、関係者全員に共有した。


また、プロジェクトが進む中で、誰がどんな会議を開き何を議論しているかを、誰もが把握できるように情報をオープン化。進捗状況の情報が行き渡るよう、情報共有のフローも仕組み化した。


「各組織と対話していて気付いたのが、『言語化されていない背景』がたくさんあるということ。その組織の方針や動き方について、『なぜそう考えるのか?』『なぜそうするのか?』と、根本にあるものを聞き出すように心がけました。

部長や役員クラスにもよく相談を持ちかけ、対話の機会をつくりましたね。経営の視点で事業戦略の背景を理解すれば、現場での議論で、『これは必要』『これは外せない』を判断できますから」

「ビジネス」「エンジニアリング」「ユーザー」の視点を兼ね備える

アプリの開発工程を担うのは、自社の内製部隊のほか、リクルートグループのエンジニアリング会社、アプリ開発専門会社、テスト専門会社など、メイン5社+複数のパートナー。エンジニアのみで40~50名規模の体制だ。

チームや工程によって「ウォーターフォール」「アジャイル」など開発手法が異なることもあり、吉田が間に立って接続・融合し、全体のマネジメントを手がける。


吉田自身、もともとはエンジニア。事業開発や営業といったビジネス組織からのオーダーに対し、「どの開発手法が適切か」「どの程度の工数・時間がかかるか」などを即座に見立て、コーディネートできるのが強みだ。

事業の観点とエンジニアの観点で物事を捉えると同時に、吉田がもう一つ大切にしたものがある。

それは「ユーザー」に向き合うこと。つまり、アプリを使う高校生や先生の気持ちに寄り添うこと。

吉田は、営業メンバーとも積極的に連携し、アプリを導入している高校へ何度も足を運んでいる。


「生徒がベータ版(試作版)アプリを使う様子を教室の後ろで見学するんです。

『あ、ここで飽きるんだ』『そこに興味を持つんだ』と、生徒たちの表情や仕草、会話からつかめる。ユーザーが使う現場を自分の目で見て知ることはとても大切だと思います。PMとしてさまざまな意見をとりまとめる際、立ち返るべきはやはり『ユーザーにとってどうなのか』です」

社会にインパクトを与える事業を生み出したい

難易度が高いばかりか、4.5ヵ月という短期間での達成を求められた今回のプロジェクト。

吉田は、強いオーナーシップ=圧倒的当事者意識を持って、それを完遂した。

2020年1月、『スタディサプリ for SCHOOL』をリリース。高校生はスマホを使って手軽に適性診断、学校選びができるようになり、先生は生徒の進路選択の進捗状況をリアルタイムに把握できるようになった。


進路指導の時間に教室を訪問すると、最初はだるそうな顔をしていた生徒たちが、アプリを使い進めるうちに表情が生き生きと輝き、クラスメイトと「面白いね!」「楽しい!」と話す姿を目の当たりにした。


「自分たちが作ったプロダクトを高校生が使ってくれること、その上で『自分に合う進路・学校を見つけることができた』と喜んでくれることが何よりうれしいですね。スタディサプリ for SCHOOLの開発はまだ始まったばかり。これからもさらに磨き込んでいき、高校生の進路選択ツールのデファクトスタンダードになりたい。高校生の誰もが知っているサービス、進路選択という岐路で大きな価値を発揮するサービスに育てていきます」

とはいえ、吉田はこの先もずっと「教育」の分野だけにとどまるつもりはないと言う。

そもそもRMPに入社した動機は、「世の中にインパクトを与える事業を生み出したい」という想い。分野や対象層にはこだわっていない。


「このプロジェクトを通じて経営陣と対話し、事業戦略がどのように組み立てられているのかを理解できたし、自分の意思を経営陣や関係者に伝えて巻き込んでいく経験ができた。大きく成長できた手応えがあるので、より大きなプロジェクトを手がけるチャンスを探っていきます」

Teammate Voice

SHUTARO IKEDA
池田 脩太郎

まなび事業統括本部 教育機関支援統括部 支援企画部 部長 

レオくん、ベストイレブンおめでとう!大義にワクワクする熱い情熱と、修羅場から逃げないグリッド力、プロダクトマネジメントにおけるリーダーシップ、この全てを兼ね揃えているレオがいたからこそ、for SCHOOLプロジェクトを通じて日本の教育現場のDXに踏み出すことができました!日本の高校生、学校現場の未来を変えるために、引き続き、活躍を期待してます!

My Bet on Passion

吉田 麗央が大切にしたいPassionは
「ユーザーファースト」

高校生がアプリに興味を示して使ってくれることが一番のやりがい。どんなサービスを提供すれば、高校生が熱中するのか、便利と感じてもらえるのかを追求していきます。

記事中で紹介した事業(名称や内容含む)や人物及び肩書については取材当時のものであり、現時点で異なる可能性がございます。