RMP FEATURE

RMP FEATUREQuipper

Quipper × RECRUITが、
世界中に「知恵の流通革命」を起こす。

今夏からリクルートマーケティングパートナーズ(以下、RMP)傘下でグローバルなオンライン学習プラットフォームサービスを展開しているQuipper。同社はマッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、南場智子氏らと共にDeNAを創業し、多くの新規事業を手掛けてきた渡辺雅之が2010年にロンドンで設立したもので、現在は世界9カ国で150万人の生徒、15万人の先生に使われている「Quipper School」を主力サービスとして事業展開している。Quipperがリクルートグループとして動き始めることで何が起こるのか。代表の渡辺に聞いた。

2015-08-30

RMPのコンテンツ制作力によって
Quipperは圧倒的な差別化が可能になる。

「RMPのサプリのダイナミックな事業展開やコンテンツの質の高さには以前から注目していました。オンライン学習プラットフォームとして、サービスを各国に最適な方法で提供していくために、サプリの事業ノウハウや制作方法は喉から手が出るほど欲しかったものです。RMPの一員になることで一層クオリティの高いコンテンツを制作するノウハウとそれを展開する力を手に入れることができました。これで圧倒的な差別化を図ることが可能になると思っています。」

急速に競争が激化し始めたEdTech(教育とテクノロジーを掛け合わせた造語)の世界でポジションを獲得するためには、生徒や先生に選ばれる魅力的なコンテンツを作り続けることが何よりもの鍵となる。良質なコンテンツが充実すればするほど、相乗的に集客力は高まり、プラットフォームとしての価値は高まっていく。
そんな中、Quipperが一度利用した先生にとって、なくてはならないものとなっている理由は明確だ。宿題や授業中の課題に関わるあらゆるプロセスをオンライン化したことで、先生のそれまでのオペレーション工数を劇的に削減したからだ。例えば、それまで先生がプリントを生徒たちに宿題や課題として与えるには、問題の作成、用紙の印刷、生徒への配布・回収、個別の丸付け、点数の管理などが必要であったが、Quipperによってそのプロセスをオンライン化することで、先生は宿題や課題を瞬時に配布・回収できるようになり、提出を促したり、授業に反映したり、親を巻き込むこともできるようになった。このわかりやすい価値によって、一度利用した先生はその後も使い続ける。

画像先生のオペレーション工数を劇的に減らした「Quipper School」

「どの国でも先生からは便利でやめられないという声を頂けています。それによって生徒も使わざるを得ない状況になるわけです。何故ならそれは宿題だから(笑)。学習カリキュラムは国によって様々で、用意すべきコンテンツも異なるのですが、先生が宿題を出し、生徒が宿題をやらねばならないというのは世界中どの国も同じなんです」

今後は宿題を与えるだけでなく、個別データをベースにした生徒別のチュータリングサービスや、学力測定の模試、さらには先生による独自コンテンツの作成・販売などにも広げていく計画で、世界中の教育のあり方を大きく変革する可能性を秘めている。

Quipperが描く知恵の流通革命、
そして、その先にあるもの。

Quipperは9カ国で展開しているサービスを今後世界中に広げ、50万人規模の月間アクティブユーザーを400~500万人規模へと展開していこうとしている。その目指すべき姿を言葉にした「Distributors of Wisdom」というQuipperの社是には、あらゆる知を世界中に届けようという思いが込められているが、それは受験サプリが掲げている「世界の果てまで、最高の学びを届けよう」というビジョンと一致する。

渡辺は初めて受験サプリの代表者の山口に会ったときのことをこう振り返る。「お互いに、『僕たち全く同じことを目指していますよね』と一気に盛り上がって意気投合したんです。"市場観"と僕は表現しているのですが、この領域でグローバルに成長していくためには、誰を抑え、どのように、どんなタイミングで、どこから展開していくべきかという山口さんの一つ一つの考え方に刺激を受けると同時に共感し、気持ちが一つになっていった感じでした」

プロフィール画像

渡辺雅之

Quipper CEO

京都大学在学中から20数カ国の開発途上国を渡り歩き、貧困や教育の問題に強い関心を持つ。卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、当時の同僚の南場智子氏らと共にDeNA創業に参加、多くの新規ビジネスを手掛ける。2010年に退社・渡英してロンドンでQuipperを設立。2015年4月RMP傘下に。知恵の流通革命を目指し活動を加速している。

画像

RMPとQuipperが共に動くことで何が変わるのだろうか。

「今後、世界中に知恵の流通革命を起こしていくにあたって、RMPと組むことは、Quipperとして大きな力を得たことになります。コンテンツ制作力の他にも、RMPのセールスやマーケティングの手法とパワーはベンチャーでは持ち得ないもので、展開力とスピードがまったく違います。実際にRMPの社員の方々と一緒に動き始めてまだわずかの期間ですが、事業のドライブのかかり方が変わっています」

同時に、すでにグループの一員となった渡辺の見つめる先にはQuipper社の未来のみならず、RMPの未来もある。
「Quipperがこれまで培ってきた柔軟なサービス開発や新市場の開拓ノウハウは、リクルートにとっても意味のあるものだと信じています。海外でゼロから作り上げたら時間がかかるものを私たちはすでに形にしているのですから」

渡辺が語るように、RMPにとってもQuipperが傘下に入ったことは非常に大きな意味を持つ。急速にグローバル展開を行っていこうとしているRMPにとって、すでに海外で実績を残しているQuipperと共に動くことは大きなアドバンテージとなるからだ。しかも、Quipperが目指す世界はリクルートグループの有するカスタマー群ともマッチする。

現在はK12と呼ばれる小中高生を対象とした学習支援が主なサービスだが、Quipperが描く知恵の流通革命はそこに止まらない。Wisdomが指すものは社会に出てからも欠かせないものであり、例えば就労に関して資格を取るとか、プログラムのコーディングを学ぶとか、さらにはネクタイの結び方や魚の釣り方まであらゆることがテーマになり得る。これら全てが学習できるプラットフォームが確立されれば、まさに知恵の流通革命が起こるだろう。

「例えばケニアの農夫たちが、アメリカの農夫がレクチャーした二毛作のやり方についてスマホを見て学習する。それによって農作物の収穫量が倍になったら、生活も大きく変わるじゃないですか。そんな知識や知恵をダイナミックに流通させるサービスに育てたいんです」

こうした言葉からもわかるように、渡辺が描く「知恵の流通革命」の先には、世界の貧困問題の解決がある。それは学生時代にルワンダの難民キャンプに滞在したときに目にしたどうしようもない人生の不平等さから来ているという。

画像学生時代にNPOで活動した経験から、世界の貧困問題への解決策を探し続けていた。

「NPOで難民キャンプに滞在したとき、生まれ持った貧富の差が取り返しのつかないレベルにある現地の人々と、田舎育ちで決してお金持ちの家ではなかったけれど、自分のように大学まで学べている日本での生活の違いを実感し、こうした世界中に存在するアンフェアさをどうにかできないかとずっと思い続けていました」

渡辺は学生時代に感じたその問題意識を常に心の奥底に持ちながら、マッキンゼー、DeNAで会社経営やネットビジネスについての知見を深めていった。そしてある時、ついにこれだという突破口に出会えたのだという。

「iPhoneです。このテクノロジーを手にした時、これならあの不平等を解決し、教育コンテンツによって世界をもっとフラットにすることが出来るはずと確信しました。」

今や途上国でもスマホの利用は当たり前の時代になっている。iPhoneのような端末が普及し、そこに教育コンテンツを流し込めば、根本的に貧困問題を解決できるかもしれない。そんな思いが渡辺をQuipper創業へと向かわせたのだ。

「国境や貧富の差を超えて誰もがアクセスできる知のプラットフォームを作り上げたい。リクルートグループとしてサービスを展開し始めたことで、それは大きく理想形に近づき始めました」

RMP代表の山口が語る
「Quipperと共に切り拓く世界」

画像

――RMP×Quipperの今後の展開はどうなるか?
RMPは、今後、日本国内だけでなく海外の教育環境格差の解消、学校教育の底上げをICTで貢献していく社会事業を展開していきたいと考えております。国内では、受験サプリを中心に既に約200万人が無料会員になり、約15万人が有料会員で日々学んでいますが、特に昨今では、学校での利用が急増しており、「Quipper School」での知見は日本でもかならず生きてくるはずです。同時に海外展開していく際にも、既に実績が出ているQuipper社と共に世界へ踏み出せることは大きなアドバンテージになります。これからはリクルートが国内で受験サプリを中心に磨いてきた教育コンテンツの制作・運営ノウハウ、学校へのICTインフラ導入を支援する営業力と、「Quipper School」の学校利用を前提とした開発・運営ノウハウとそれを可能にする事業開発・エンジニア力がお互いのミッシングパーツとしてシナジー効果が生まれるでしょう。両者の力が掛け合わさることで、RMPの「最高の学びを、世界の果てまで届けよう」とQuipperの「Distributors of Wisdom」は共に実現されることでしょう。

Quipper

ロゴ

Quipper Schoolは、Quipper社が運営する先生と生徒のオンラインラーニングプラットフォームです。
世界各国で先生に対するオンライン宿題・課題管理サービスや、生徒に対しての学習コンテンツやテストを提供しています。

Quipper School紹介ムービー

採用情報

  • 営業総合社員(新卒・中途)はこちら

  • 企画スタッフ職はこちら

  • エンジニア・デザイナー職はこちら

同じカテゴリの特集