RMP FEATURE

RMP FEATUREカンパニー

ありたい姿を追い続けるために、他者と対話を重ね、共創のヒントを探求する「未来座」。

2015年7月。宮城県気仙沼にリクルートマーケティングパートナーズ(RMP)の社員40名が全国から集まり、そこに地元の方々40名が加わり、「未来座」が開催された。「未来座」とはRMPの従業員一人ひとりがありたい姿を明確にし、仕事の意味を自ら考えるために進めているビジョンプロジェクトの取り組みの一つで、今回行われた東北の未来座は地域の方々との対話からこれからを考える初めての試みだ。RMPはこれまでも新たな価値創造のために社会との接点を重視してきた。まずはこの企画が生まれた経緯からお伝えする。

2015-08-29

「ありたい姿の明確化」から「社会との共創」へ

RMPのありたい姿である「cheers!your life.人生に、拍手があふれる世界を。」という言葉。これは、トップダウンによるビジョン・シェアではなくメンバー全員の思いをシェアしあってまとめていくシェアド・ビジョンによって生まれたものだ。一人ひとりがありたい姿を描き出し、全員で共有しながら集約していくことで言語化されたが、一人ひとりが自分ごととして捉えるにはもっと対話を重ねる必要があった。そこでスタートしたのが、ありたい姿を語り合う「未来座」だ。
未来座は、当初は経営メンバーが全国の拠点をまわりながら、"RMPのありたい姿"について自分の体験や自分なりの思いを込めてストーリーとして語り、それを元に今度は参加者が自分ごととして考え語り合うという場であった。しかし、その価値や意味が浸透するにつれ、事業部を越えた社員同士の対話へと拡がり、その後は、社外の人の話も聞き対話していこうという社外未来座も活発に行われるようになった。

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こうしてありたい姿を語り合うことからはじまった未来座は、社内での対話から業界との対話へ、そして今回の東北での未来座のような地域単位との対話へと進化してきたのだ。そしてその目的も「ありたい姿の明確化」から「社会との共創」へと変化を遂げた。

社会接点からイノベーションを創出しようと声を掛けるRMP代表取締役の山口は社会との共創の価値をこう語る。

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「顧客への提案・新商品・サービス・新規事業・業務改善などを考えるにあたって、新たな価値提供をしたいという想いがいくらあっても、担当顧客・自グループの仲間など"半径5キロの世界"の中に留まっていると新しいアイデアは枯渇していくものです。そのアイデアの源泉は、実は"半径5キロの世界"の外に、たくさんあるんです。」

普段会わない人、普段と違う世界、普段と違う社会に触れ、対話をしていく中で新しい視点・新しい視界が生まれる。そして、この"外の世界"と繋がることができる"未来座"が、震災復興中である気仙沼で行われることになり、九州、四国、中国地方をはじめ、全国各地から40名の社員が気仙沼の人々と対話するため集まってきたのだ。

担当領域も、地域も越えて、
社会と向き合った東北未来座

実はこのRMP社員40名×気仙沼の方40名という東北未来座は、入社1年目の進学事業本部に所属する阿部桃子のつぶやきから始まった。数ヶ月前にRMPの東北支社内で開催された社内未来座の打ち上げで、その日の話に感銘を受けた阿部が、もっと多くの社員を呼んで現地で地域の人と対話しあう場を作りたいと訴えたのだ。

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「まさかあの場の話が本当に実現するとは思いませんでした。実際に地域の方のリアリティに触れることで、今自分が向き合っている東北×進学事業では何ができるのか、ということも考えてみたかった。今回は気仙沼の方々と話ができただけでなく、漁師の仕事も体験させてもらって心から通じ合えたような気がします。やっぱり何か行動を起こすことが大事なんだなと思いました。」(阿部)

阿部の話にあるように、今回の企画では参加者たちは気仙沼に前泊し、早朝からの漁師体験や魚市場視察を行った。漁師体験や魚市場ツアーを強く推したのは、リクルートグループから東北未来創造イニシアチブへ出向し、気仙沼で仮設住宅に住み込みながら現地の活性化に取り組み続けている森成人だ。

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「ただワークショップをやるだけではなかなか現地の人の思いを理解できないと思ったんです。だから実際に漁師の方の家に泊めてもらったり、実際に漁船で海に出て漁師体験してもらい、ここでしか味わえない美味しい魚を食べ、その体験を踏まえて本気で気仙沼の未来を考えてもらいたかった。忙しい中、こんな企画に協力してくれた気仙沼の方々にも頭が上がりません。」(森)

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社会との対話から、一人ひとりがやりたいことを
見つけ出していく

午前中に漁師体験や魚市場視察を終えると、いよいよ未来座のワークショップが始まった。まずは阿部を含む4名が東北での思い出やこれからの東北をテーマに自分自身のストーリーを語りはじめた。震災後、気仙沼に移住して人を増やして街を活性化しようと動いている方、アメリカ留学中に震災が起こり、帰国後は大学のある湘南と気仙沼を行き来しながら人が繋がる場の構築に動いている大学生、震災を乗り越え、世界に目を向けインドネシアに現地法人も作った道路会社社長。そして東北出身で現在は仙台の進学事業本部で営業を行っている阿部。4人の思いのこもった話に、気仙沼の方を含む参加者80名は聞き入った。

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そして4人のストーリーをきっかけに気仙沼の方も交えたグループワークが始まった。話を聞いて感じたこと、自分が大事にしたいと思ったことなどをお互いに共有し、さらにワールドカフェ形式でメンバーを入れ替えながら、対話を通して相互に気づきを深めていく。その中で参加者一人ひとり、自分が注力したいテーマ、やりたいことを明確にしていった。参加者は自らが掲げたテーマや思いを付箋に書き出して全体で共有。この後行われるアイデアソンに向けて自分以外の参加者がどのようなテーマを掲げたのかを確認しあった。

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多様な人間の考えが交差する時、
そこに一人では生み出せないアイデアが生まれる

やりたいテーマを一人ひとりが掲げ、同じようなテーマを持つ者同士でグループを作る。そしてアイデアを出し合いテーマに対する解決策をまとめていく。アイデアソンと呼ばれるこの方法の良さは、多様なバックグラウンドの人間が一つのテーマに対して様々なアイデアを出し合うことにより、一人では生み出せないアイデアが生まれることにある。今回の未来座のアイデアソンでも様々なアイデアが生まれた。RMPの社員にとって発想の幅が広がったことはもちろんだが、気仙沼の方々にとっても「地元の人間たちだけではなかなか思いつかないアイデアを生み出すことができた」との声があがった。

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日本中から学生を集め、空き家を利用して住まわせ、地域の中小企業で仕事と生活を体験してもらう「地域留学」というアイデアや、気仙沼ならではの海産物を中心とした気仙沼ミシュランを作成し、東京で気仙沼ミシュランのイベントを行うというアイデアなど、枠に縛られない斬新なアイデアがいくつも生まれた。これはRMPメンバーだけでも、気仙沼の方々だけでも生まれなかったアイデアと言えるだろう。

今回の企画が生まれるきっかけを作った進学事業本部で営業を担当している阿部は、地域の人と深くコミュニケーションを取った今回の企画をこう振り返る。

「ストーリーテラーの話から共感者が生まれ、やりたいことがそれぞれの人のなかで生まれ、そこからアイデアが生まれていく。これが素晴らしいと思いました。この未来座の機会を、新たな価値創造や普段の業務に繋げていくのか。業務におけるクライアントの先にはカスタマーがいて社会があります。こうした機会を作って社会と触れてやりたいことを自分の中で問い続けることに強い意味を感じます。」(阿部)

自分の視界を広げ、ありたい姿に向けて
やりたいことを発見するために

確かに日常の業務を行っているだけだとどうしても視野が狭くなりがちだ。担当クライアント、担当業界、担当エリアについては詳しくなっても、まったく違う世界の社会課題に対しては気づきにくくなってしまう。だからこそ、意思を持って自分の枠を越えるアクションが求められるのだ。そしてそれが普段の業務にも生きてくる。
メンバー一人ひとりがありたい姿を描き主体性を高めながら、既存の枠組みや組織を超えた新たな価値創造が起こりやすい組織風土を創り出すために。未来座は、10年後・20年後もサスティナブルでイノベーションが起こりやすい、社会的価値の高い会社を目指すRMPにとって今後も欠かせない活動と言えるだろう。誰かの一言から生まれる社会との対話の場が、今も生まれようとしている。

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